2018年2月24日一橋講堂で、らでぃっしゅぼーやの生産者たちとらでぃっしゅぼーやの職員たちで作るRadixの会の総会がありました。
月山パイロットファームはRadixの会の正規会員ではありませんが、毎年お声がけをいただきまして、都合がつく限りではありますが参加をさせていただいております。
今回の総会では、2018年2月末に、親会社がオイシックスドット大地株式会社に変わるということで、節目の会になりました。
月山パイロットファームは、大地をまもる会さんとも長いおつきあいです。オイシックスドット大地の会長に就任された藤田会長も、その昔弊社まで足を運ばれたこともあるそうで、日本のオーガニック市場を牽引された方です。
オイシックスドット大地の高島社長が、日本の未来を考えたときに、オイシックスと大地とらでぃっしゅぼーやが争う社会よりも、手をつないで日本のオーガニック市場を成長させていった方が良いのではないかと考えたとおっしゃっていました。
確かに、日本のオーガニック市場は、残念ながら急速に成長しているとは言えません。そもそも日本の農業従事者の平均年齢が66.7歳。この7年で80万人減少して、2017年で181.6万人。
◆農林水産省「農業労働力に関する統計」
http://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/data/08.html
人にとって食べるものがいかに大切かを理解する教育と、オーガニック、あるいは最低限の農薬のみを利用した農産物を適切に消費者に届ける仕組みができれば、農業分野のみならず、日本社会そのものが前進できるのではないかなと思いますが、幻想でしょうか。
思うところの多い、Radixの会総会でした。
特筆したいのは、総会に先立って行われた博報堂の川廷昌弘さんの記念講演「三方良し+SDGs」。実は、1月23日に行われた生活クラブの新年会でも、会長の加藤さんが講演の主題とされていたもので、テーマとして耳にするのは2回目でした。
2015年9月に加盟国193カ国の合意で採択された国連決議で、環境悪化や貧国・格差が顕著になってきてしまった人類の未来を変えるために設定された、各国共通の目標です。持続可能な開発目標「Sustainable Development Goals」、略してSDGs、2030年を一つの区切りと考えています。
月山パイロットファームは弱小?の会社ですが、掲げている目標は壮大です。SDGsの17の目標に当てはめたらどうなるかな〜?と思いつつ、国連広報センターなどチラチラと見ていました。
◆外務省のSDGsガイド
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/files/000270935.pdf
わからないことがあれば、直接国連に聞いて見るのも良さそうです。
(文責:首都圏いずもじ)
◆らでぃっしゅぼーや:
https://www.radishbo-ya.co.jp/shop/
◆Radixの会:
http://www.radix-jp.org/