だだちゃ豆の生育-低投入持続型農法で

今年は日照り。

信じられないほど雨が降らない。あれだけ暑さに強いはずのナスが、枯れ始めているという話も聞くほど。ただ、だだちゃ豆は今のところ元気な様子です。

ただ、生育は遅く、本格的な出荷は8月になりそうです。

だだちゃ豆ギフトを待ってくださっている皆様、申し訳ございませんが、もう少し首をながーくして待っていてください!オリンピック TOKYO 2020の各種決勝戦に間に合うと良いのですが。

ハウスの気温は放置したら50度近くにもなるので、下手に近寄れない危険地帯とも言えます。陽が高くならない早朝が、畑仕事の時間です。

雨は欲しいですが、突然の土砂降りは勘弁して欲しいところです。

厳しい気候も極端になると対応不能ですが、それにしても、在来作物であるだだちゃ豆の品種としての強さというか、庄内の気候風土に合った対応能力の高さというか、この暑さでも青々としげる葉を見て驚きます。

根は一体どこまで張っているのでしょう。

この自然のめぐみ、皆さんにぜひお届けしたいです。

米が売れない?米を食べない?

今に始まったことではなく、またこの傾向はまだまだ続きそうですが、知り合いの農家は高校の合宿に数十キロの単位で米を寄付したとのこと。

毎年二番米を買ってくださる、とある高校の体育会系の部活合宿(1日に25キロ!)に、知り合いの農家は今年、一番米を寄付。

後から売れ残るより、ずっといい!という清々しい判断だったようです。

米農家は、肌感覚として、日本人が米を食べなくなっている、つまり、作った米を余らせてしまうことをすでに知っています。

おかげさまで月山パイロットファームのお客さんたちは、今のところお米の消費量が減る気配がなく、今年は収穫時期が1週間以上早くなりそうという予測を見て、ほっとしているところです。

食べ慣れたお米の在庫なしの状況では、生活自体が不安定になってしまいます。私たちはその点を十分に理解しており、なんとか有機米、なんとか特別栽培米の一番米をお届けし続けたいと考え、長年取り組んでまいりました。

たとえばササニシキの有機米、特別栽培米は、非常に手に入りにくいものになってしまいました。たくさんの消費量があれば、多種多様な品種が作り続けられますが、米全体の消費量が減る中で、ニッチなものを作り続ける農家は多くはありません。