今年も紫折菜の収穫時期が近づいてきました。
寒い中で、本当によく育っています!何と逞しいでしょう!
今年は昨年の教訓を踏まえて、畝立てをしっかりしたので、多少収穫もしやすい…かなぁ、と思われます。
同じタネなのですが、紫が多いものと緑が多いもので全然見た目が違いますね。こうして多様性が保たれているはずなのですが、その科学的なメカニズムはまだまだ分からないことだらけです。
遺伝子は変わらないはずですし、実は見た目の錯覚??
ともかく、この季節が旬の新鮮な在来野菜をお届けできるように準備を進めております。
ところで…
ハウスの側面にご注目ください。
白い壁に見えますが、白い「雪の」壁です。
ハウスの天井部分と側面を雪が覆い尽くしているので、骨組みがある雪室状態です。
ハウスが、雪の重みで潰れないことを願うのみです。
さらに申し上げますと、ハウスの入り口にたどり着くまでが命がけ。
普通の長靴でたどり着けるレベルではなく、足が埋もれて、場合によっては身体全体の身動きが全く取れない状態になってしまいます。平地ですが、遭難します。
ですので、適切に除雪をして、ハウスの入り口までの道を作ります。収穫のためでなく、様子を見に行くためにスキーを履いて行くこともあります。
先人たちが、知恵と工夫を重ねて、過酷な環境でも命をつないできたことを、改めて思います。そして、植物も生き物も、到底解明できないような完璧なプログラムを持っているのでしょうね。