5/9 生活クラブやまがた 山形支部さんとおしゃべりキッチン

今回は、生活クラブやまがた 山形支部消費委員会の皆さんからお声がけいただきました。

この度の「新・おしゃべりキッチン」は、「安い物には訳がある」をテーマに、焼きのりやかつお厚けずりの生産者の三重漁連販売さん、コーヒーの生産者である日東珈琲さんと一緒の会となりました。

3生産者が30分ずつ順番に話しますが、初のトップバッター。
テーマの「安い物には訳がある」をほぼ忘れていましたが(−_−;)

厳しさを増している農業、月山パイロットファームの成り立ちと、循環し持続できる農業を追求する一貫として漬物製造も行っていることをお伝えしました。
どんな物を食べているか、今一度関心を向けていただけたら幸いです。

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【のりとかつお厚削りのみえぎょれん販売株式会社さん】

みえぎょれん販売の前田さんは、焼きのりを主に取り上げてお話をされていました。
消費材の焼きのり、価格はかなり抑えられているのに、本当に味がいいです。なんと、原料となる「のり」の買い付けは前田さんがご担当だそうで、今年も原料の買い付けがひと段落したところでゆっくりしているということでした。

価格の中に占める原価率が高いのは、おそらく生活クラブ生協が取り扱う消費材(取り扱い品)の共通項かと思います。大勢の皆さんで共同購入していただくことで、生産者は在庫を最小限に抑えて、広告費を最小限しか投入せずに、お届けができます。こういうビジネスモデルがあることをもっと知っていただくためにも、生産者として努力をしないとなりませんね。

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おにぎらずを作って、試食タイム。味も香りもしっかりするのに、低価格なのり。ありがたいですね!

【森のコーヒーの日東珈琲さん】

そして日東珈琲の鶴見さんは、交流会開催数が極めて多い大ベテラン。
日東珈琲さんの歴史を遡るとブラジル移民のお話にまでなっていましたが、生活クラブとの出会い、そして市販の価格ではどれほどになるのかなど、お話をされていました。
主婦の関心事(私も含む!)はコーヒーの淹れ方な訳ですが、「森のコーヒー」を完璧に味わい切るには、心を込めて抽出方法を守ることが大切なようです。

大学の頃から生活クラブその他の生産者イベントに借り出されていた私は、鶴見さんの先輩である川端さんに、おそらく淹れ方を教わったのだろうと思い返していました。

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主催してくださった山形支部の皆さん、そして足を運んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。

今まさに建設中という松見町の事務所、ぜひまた呼んでください!地域の拠点になることができれば最高ですね!
忌憚のないご意見を、お寄せいただけたらと思います。(文責:いずもじ)

本日の新・おしゃべりキッチンが終了してホッと一息。中央に入れてもらったいずもじでした。

生活クラブ茨城 牛久ブロックさんのウェルカムパーティにお声がけいただきました!
○2018年5月29日10:00-13:00
○牛久センター
私たちが食べるもの、食べることを、ちょっと立ち止まって見直してみませんか?日本にも、身近なところに「きちんとしたものを作って食べてほしい」と思って活動を続けている生産者が多くいることを知っていただければと思います。

2/26 生活クラブ茨城 牛久ブロックさんとおしゃべりキッチン

今回は、生活クラブ茨城 牛久ブロックの皆さんからお声がけいただきました。この度の「新・おしゃべりキッチン」は、「主食ファミリー」をテーマに、そばの生産者のおびなたさん、パスタ類の生産者であるニューオークボさんと一緒に、お話をさせていただきました。

おびなた木戸さんとニューオークボ中島さんのお話に聞き惚れてしまったいずもじですが、この度も、月山パイロットファームの成り立ちと、循環し持続できる農業を追求する一貫として漬物製造も行っていることをお伝えしました。

また、生活クラブの生産者交流会のメンバーでは(本当に残念ながら)珍しい「主婦・ママ・組合員」ということで、食べ物が私たち自身、そして家族の命を支えていることを改めて確かめました。

そして、毎食「おかずを並べなければならない」という強迫観念に駆られることなく、ごくごくシンプルに、ご飯と、豆腐と野菜を入れたお味噌汁があれば足りるのでは?という再提案をしています。

生活クラブのみならず、日本で低農薬・無農薬、有機肥料での栽培、そして無選別の流通市場を根気よく育てていくことが、これから100年200年先の未来を育むことになると思います。
すでに国連では、2015年の時点で、このままの農業を続けていけば、あと60年で作物栽培に適した土がなくなるという提言をまとめています。残念ながら日本も例外ではないでしょう。

今後の生活クラブさんの生産者交流会、その他お招きいただいた会では、弊社の成り立ちや生産方法の概要、製品の特長に加えて、上記なことをお話しさせていただくつもりです。

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なにやらおそろしげな食べ物ですが、青大豆まめぽんをご飯で炊き込んだもの。塩を加えてもOK。シンプルですが、豆とお米の良さそのものです。

【おそばのおびなたさん】

さて、おびなたの木戸さんとは初コラボ。


おびなたさんは、製粉から一貫してそばの生産を行うメーカーさんです。消費材である戸隠そばは石臼挽きだそうです。
48台の石臼で、本当にゴリゴリ時間をかけてそば粉を挽いているとのこと。1台で、1時間かけて2キロしか挽けないのですから、貴重というか稀少というか、そば本来の風味を残すことを最優先にしている姿勢がうかがえます。

麺になった状態でしか、なかなかお目にかかることがないそば。黒いんですね!ここからそばになるまでは、長い道のり。

原料のそばも、長野県産と北海道産で無農薬。小麦粉も主に北海道産。
しかも、そば粉にしてからは劣化が速いので、一貫してそばまで生産できる環境を調えていることも、美味しさの秘密となっているようです!

 

おそばに加えて、中華そばの製麺も行っていることから、試食の準備も大変そうですが、さすがに手早い交流会マスター木戸さん。

 

【乾麺・生麺パスタのニューオークボさん】

ニューオークボ中島さんとは、3回目のコラボということで、当方も少しパスタにくわしくなってきました。

ニューオークボさんのパスタは、原料こそカナダ産のデュラムセモリナ粉(残念ながら日本では栽培できません)ですが、小麦の粒の外皮から4割を削り取って、内側の6割だけを粉にしてパスタを作るという超贅沢品。
ポストハーベスト農薬の影響を最低限に押さえたいという、組合員からの要望で開発されたそうです。

こちらもまた、たっぷり時間をかけて、わざわざ(!)練りの作業工程を加えて自然のグルテンの作用を引き出しています。
麺の乾燥も、低温で時間をかけて行うので、麺が飴色に焦げ付くことがありません。

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パスタシートを、カリッとあげたもの。ほんのすこしの塩で 。

生産者どうしというのも、本当に勉強になることが多いです。
デュラムセモリナ小麦は交配しやすい品種とあって、日本での栽培は今のところできないそうです。

北海道で少しずつ栽培されているルルロッソという品種が、かなり気になるところではあります。そして、特別な種のことを思うと、種子法も気になるところではありますが。

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ナポリタンが美味しすぎ。食感と甘みを感じていただくには、ぜひニューオークボさんに足を運んでもらうこと、あるいは技術を習得することだと思います(笑)

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ところで、牛久センターさんの入り口にはこちらのボックスがありました。
実際には、ある程度揃ったところでフードバンクまで運びに行かないとならないようですが、目に留まるところに置いてあれば、「何かな?」と思わずにはいられず…

季節も良くなってきましたから、キッチンの片付けもかねて在庫整理はいかがでしょうか。情報まで、です。

 

主催してくださった牛久ブロックの皆さん、そして足を運んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。
忌憚のないご意見を、お寄せいただけたらと思います。

生活クラブ茨城 牛久ブロックさんのウェルカムパーティにお声がけいただきました!
○2018年5月29日10:00-13:00
○牛久センター
私たちが食べるもの、食べることを、ちょっと立ち止まって見直してみませんか?日本にも、身近なところに「きちんとしたものを作って食べてほしい」と思って活動を続けている生産者が多くいることを知っていただければと思います。

1/19 生活クラブ千葉 佐倉ブロックさんとおしゃべりキッチン

今回は、生活クラブ虹の街(千葉) 佐倉ブロックの皆さんからお声がけいただきまして、なたね油の生産者の米澤製油さん、パスタ類の生産者であるニューオークボさんと一緒に、お話をさせていただきました。

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ユーカリが丘線に乗って行けるということで、密かに楽しみにしておりました。
会場の志津コミュニティセンターの調理室は大きな窓がある1階で、調理室としてはなかなか贅沢な作りだなと思いました。

 

さて、いつもの事ながら、朝から試食の用意、本当にありがとうございます。
ニューオークボさんが大量の生パスタを提供してくださっていたので、材料も山盛り!隣で見ていて爽快な手際の良さでした。

 

月山パイロットファームは、地味(滋味!)に漬物のコレクション。
カタログでは味見ができませんので、こういう機会に少しでも食べていただくと、「もっと甘いと思ってたのに、全然!」「これ、見た事なかったです〜」などなど、新鮮なご意見がいただけて嬉しいです。

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本日も準備の割に全然まとまりのない話になったと反省ですが、、、
民田なすのからし漬けは、和からしから生産し、白こうじたくあんの麹は、コメの栽培から行なっている貴重な?!生産者であることはお伝えできたかと思います。
赤かぶ漬けを丸ごと使ったボルシチも、試食で作っていただきました!

 

【 なたね油の米澤製油さん 】

米澤製油さんのなたね油は、もうじき国産なたねの割合がまた少し上るということ。世界的には、遺伝子組み換えのなたねが席巻している中で、とても意義のあることだと思います。

実際に、目の前でなたねを圧搾して見せてくださいました。
そして、ノルマルヘキサンで一瞬にして45%の油分を抽出する方法も。
これは確かに価格にも味にも違いが出るわけだなと思った次第です。

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圧力で物理的に抽出されたなたね油のエキストラバージンオイル。一粒の雫。

ノルマルヘキサンで抽出(左)、圧搾して抽出(右)

香りをお届けできないのが残念ですが、薬剤抽出と圧搾した油の違いは明らかでした。

実は、お話ししてくださった安田さんのお父さんの大三さんがご存命だった時に、一度工場見学に行かせていただいたことがあります。
油をお湯で洗うという特許製法を用いた工場で、非効率でありながらも、食べる人の健康を考え抜いている精神が、本当に印象的でした。

 

【 乾麺・生麺パスタのニューオークボさん 】

完璧に茹で上げられたニューオークボさんのパスタ、食べて欲しいです
カナダからの輸入の際にふられるポストハーベストの影響を極力低減するために、なんと最高グレードのデュラム小麦の外皮から4割を削って、中心部分のみ使うという贅沢さ。
製粉は、日東製粉さんだそうです。

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良質な高タンパクの部分を、しかも練りの作業や乾燥作業に十分すぎるほどの時間をかけて(市販品の10倍くらい!)じっくり熟成されるパスタ。
お料理していただければ即時に納得していただけると思いますが、少量でも心身ともに満足感が得られるパスタです。

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試食は様々に工夫されたメニューを組合員の皆さんと生産者で決めて行きます。ニューオークボさんからは生麺パスタ。少量でも、満足感が違います。頭はもちろんですが、胃腸の細胞が満足を感じているかと思ってしまいます。

そして、ニューオークボさんにも、一度工場見学に行かせていただいたことがあります。。。
麺にする前の生地、恐ろしい硬さでした。ですので、これをぐぐーーーっと押して、ところてんのように押し出すダイスも、重くて硬い!
簡単便利、低コストを求める時代にあって、とても貴重な存在であることは間違いありません。

いつもながら専門家の話は、本当に面白いですね!

私(いずもじ)は、お伝えしたいことが絞りきれず、今回もまた反省だらけですが、、、臨機応変でなく、場当たり的ではいけませんね。
次の牛久ブロックさんでのおしゃべりキッチンに向けて、再考です。
それにしても、なたね油とあいこっこ(卵)を使ったシフォンケーキ、美味しかったです。当然のようにご馳走になっていますが、この場を借りてご馳走様でした!

 

主催してくださった佐倉ブロックの皆さん、そして足を運んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。
忌憚のないご意見を、お寄せいただけたらと思います。

12/8 生活クラブ山梨 消費委員会さんとおしゃべりキッチン

生活クラブ山梨 消費委員会の皆さんからお声がけいただきまして、ロールペーパー(トイレットペーパー)の生産者の新橋製紙さん、オリーブオイル/バルサミコの生産者であるヴィボンさんと一緒に、お話をさせていただきました。

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行ったことがないところでも、見覚えのあるトラックが走っていると安心します。

 

朝から試食の用意、本当にありがとうございます。
ご本人たちはあまり気がつかれていない場合が多いですが、組合員の皆さんは、本当に手際が良いです!

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月山パイロットファームは、最近定番の赤かぶのピンチョス
赤かぶ漬ときゅうりの間に挟んでいるのは、新生酪農さんの房総のかおるチーズ。

 

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(手前)月山パイロットファームの「あっぱれ小松菜」と、(下に沈んでしまって見えにくですが)赤かぶのみじん切り、梅酢のひじき、そしてヴィボンさんのオリーブオイルで簡単サラダ。塩コショウを軽く振って。

(奥)おやつ豆ぽんをご飯に炊き込んで、刻んだ漬物を散らしたちらし寿司。

その他にも、漬物各種の試食を用意しました。
普段カタログを見ての注文ですので、実際に試食をしていただいて初めて、買おうか買わないか、お好みに合うかどうかが判断していただけます。

 

【 ロールペーパーの生産者 新橋製紙さん 】

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新橋製紙さんのロールペーパーは、ずっしり重く、非常に持ちが良いのは知っていましたが、作る過程を知ってなるほど!!納得しました。
できる限り薬剤を使わないで、技術力でカバーしているのですね。

トイレットペーパーは、時間が経つと溶けにくくなるというのも初めて知ったことです。水に浸して、ペーパーがほぐれる実験が非常に分かりやすかったです。

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1円の利益を追いかける世界、ビジネスに携わる人間としても本当に勉強になりました。

 

【 オリーブオイルやバルサミコのヴィボンさん 】

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ヴィボンさんの取り扱うオリーブオイル
市販品とのテイスティング比較も、衝撃でした。良し悪しではなく、違いを感じ取るには、比較することがとっても有効ですね。
酸化しにくいオリーブオイル、ちょっと古くなってしまったら、メイク落としにも使えるとのこと。あとはエスケー石鹸の固形せっけんで洗顔でOK!という一言は、彼女が言うと、より説得力がありました♪♪

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生活クラブのバニラアイスにヴィボンさんが扱うバルサミコをさらっとかけていただいたアイス。忘れられない美味しさでした!

専門家の話は、本当に面白いですね!

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創業時もトイレットペーパーのパッケージに、生活クラブさんへ納入するロールペーパーを包んで。手前のオリーブオイルは、テイスティング用の2種類。

私(いずもじ)は、お伝えしたことが絞りきれず、今回も反省だらけですが(帰りの電車で結構落ち込みます。立ち直りも早いですが…^^;)、次の佐倉ブロックさんでのおしゃべりキッチンに向けて、ブラッシュアップしようと思います。

 

主催してくださった消費委員会の皆さん、そして足を運んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。
忌憚のないご意見を、お寄せいただけたらと思います。