今回は、生活クラブ茨城 県央ブロック消費委員会の皆さんからご指名をいただきまして、水戸センターに行ってまいりました。
循環型農業を私が話のはおこがましい…とは思いつつも、私も学ぶつもりで準備をさせていただきました。
「ずっと続けられる農業とは?」というテーマで、まずなぜ月山パイロットファームが始まったか、どんな思いでスタートさせたか、どうやって成長して来られたか、どのような取り組みをして農業を持続させているか、現在どんな取り組みをしているか等をお話ししました。
はっきり言って、会長の言葉を左から右にお伝えしているだけですが…( ;∀;)
ただ、今でも自然豊かな山形県庄内地方と言えると思いますが、高校生のときの帰り道、農道を通りながら道の両脇に飛び交う蛍の群れが、ある日を境にピタッと止んでしまうことを覚えています。
月山パイロットファームの自社農場では、2016年、2017年と農薬使用はありませんでしたが、病害虫と雑草、そして重労働と収入減を思えば、未だに農薬から抜け出せない理由は分かります。
穴だらけでも、たまに虫がついていても、ひび割れていてもおかまいなしに売れるのであれば、食べて最高に美味しい野菜市場はぐーーんと伸びるのではないかなぁと思います。
今年も育ちすぎの小松菜や、とう立ちした紫折菜を見ながら、これを消費に乗せられることができれば、経済の先行きが見通せない日本でも、豊かに暮らしていけるのではないかなぁと思った次第です。
「じゃあみなさん、ちょっと怖い話と暗い話をしましょうか。」というと、なぜか会場が盛り上がるのはなぜでしょうか。。
遺伝子組み換え、添加物、農業人口、農業従事者の平均年齢、土壌の寿命、種の話、などなど。
もっとダイジェストでお伝えできると良いのですが、欲張りはいけませんね。
導入部分だけで、アンテナを立てたところで、あとは次の機会に!
一つでも関心を持って、その後を追いかけて行っていただければ嬉しいです。
そして、何と嬉しい!庄内交流会の参加者であるワーカーズの方から、報告のお時間がありました。
そうそう、日本にはなくなってしまったように思われている人の繋がりや、表面的でないもてなしの心は、残っている地域があるのです。生産現場はもちろん見て欲しいですが、より深いところで作る人と食べる人が支え合う社会は、きっと温かいでしょうね。
県央ブロックの皆さんも、本当に手際が良く、そして試食もうま〜く盛り付けてくださってありがとうございます!
漬物と豆だけなのに(笑)
お雛様の時のメニューの一つということで、一口おむすび(寿司のご飯くらい)を青菜漬と赤かぶで市松模様に並べた写真を拝見しました。お見事!
そして、そのアイディアは、ぜひ取り入れさせていただきたいと思います。
いつものことですが、交流会でお会いしてヒントをいただくのは、こちらの方です。厳しい意見も含めて、本当に勉強になりますし、次に繋がります。
今回も、お時間を作っていただき、そして良い時間を過ごさせていただいてありがとうございました!
また美味しく楽しい生産者交流会を、続けて企画されてくださ〜い!
(文責:いずもじ)