地元JAの研修生(様様!!)

だだちゃ豆、収穫時には猫の手も借りたい!!

今年も無事に?その時期がやって来ました。万年戦力不足の月山パイロットファームでしたが、山形大学の学生さんや地元企業の研修等々に支えられ、なんとか凌いでいます。

そして今年も、救う神あり。ありがたや。

収穫後のだだちゃ豆の選別に、ヘルプに入っていただきました。

写真では伝わりませんが、選別機は相当の音が出ますし、埃が舞い上がりますので、作業に集中するのも一苦労。小刻みに揺れながら移動するだだちゃ豆を目視して、規格に合わないものを抜き取って行く作業です。

数センチのだだちゃ豆が相手ですから、根気が必要です。

販売する人たちが、販売するものを理解することは、当然のこと。しかし、実体験で学ぶ機会はなかなかないと思います。

こちらとしては、手伝っていただいてありがたいという気持ちもありますが、現場を理解してもらえるという点が、さらに嬉しいです。

そう言えば…

NASAで、今また月面着陸を目指してアルテミス計画が進行中ですが、司令室の長がNBCのインタビューに答えて「トレーニング、トレーニング、トレーニング」と3回繰り返していました。

やっぱり、NASAでさえも、一つ一つ学びながら、失敗を繰り返すことで、大きなことが実現して行くのだと思いました。

お二人も、ぜひこのような小さな経験をたくさん繰り返して、大きな未来を創って行って欲しいです!応援しています。

月山PFの様子2022-低投入持続型農法で

2022年1月8日

こんな雪の中で、小松菜🥬頑張って育っていました。

毎年のことですが、たどり着くまでも一苦労。
よくぞ重さに耐えているビニルハウス。何事もないかのように寒い中でも育つ小松菜。(あっぱれ小松菜)当然ながら、食味は最高。

この時期は小ぶりの小松菜ですが、虫がいないから収穫・出荷する側としても安心です。

2月1日 積雪大量すぎて屋根からの雪下ろし

命懸けですが、やるしかないという感じで、屋根からの雪下ろし決行。

猛吹雪になった後は、青々した空。空気が澄んで、お散歩日和です。

吹雪でホワイトアウトするときの体感は北海道以上?家も夏向けに作られていることもあり、廊下の寒さが身体にこたえます。

3月16日 やっと春。白鳥飛来

蕗のとうが眩しい!

撮影に行くと、一斉にこちらを見上げる白鳥たち。おーい!

3月24日 ふきのとうの季節

遠くからも一目でわかる、春到来の風物詩。

枯れた草の中から顔を出すふきのとうは、眩しい。

4月6日 紫おりな収穫

紫の色がまじる、在来種。作付け面積も、非常に限られてきました。

4月11日 浦安ミニ畑誕生

ミニ田んぼの隣に、今年は畑も開設?少ないから引き抜いてきた、精鋭の植物。育つだろうか…

4月13日 同じ頃に畑作業スタート

噂のツリーハウスは、桜の木に作ってあります。寝泊まりできます。(夏限定)

4月25日 だだちゃ豆種まき3回目終了

力強く芽吹いてくれました。大きくなーれ!!

土には、月山パイロットファーム独自の腐植が用いてあります。

だだちゃ豆3回目撒き終わり1回目を外に出しました。今年はよく芽が🌱出てます。

5月3日 月山の研修所に宿泊

メンテナンスもかねまして、久々に研修所にお泊まり。周辺部で山菜も収穫できます。熊には注意!

以前は、ここで庄内交流会の皆さんをお迎えしたこともあります。

懐かしいです!

5月5日 畑起こしは子どもでもできる

ただ、見た目とは違って、とても寒かったそう。

公道でないので運転は合法的にできますが、やはり、安全面では相当な慣れが必要。最初は乗用の草刈機などに乗って練習をしてから。

でも、実際にコンバインも動かせますから、操縦の勘所も小さいうちが良いのかもしれません。

5月11日 田植えスタート

自動運転出来るから苗補給も機械止めないで出来るからあっという間に返ってきます。

背景に見えるのは、月山。

すごいところで仕事をしているものだと、写真を見てつくづく思います。

一方で、だだちゃ豆植え付けや草刈り。この時期から、農家は本当に忙しい!自然は待ったなしですから、とにかく連日早起きして農作業。

6月5日 だだちゃ豆の除草作業

今年は、雨が降らない予測があったため、「深植え」で対応。

苗の双葉のぎりぎりの深さで土に植え込んで、

土をひっくり返すことで、小さな草が生えないようにします。地道な作業。ある程度苗が大きくなると使えない手段なので、今のうちに!

7月 ベランダ菜園

タネがこぼれて勝手に(しかし一斉に)芽吹く小松菜。

しかし実は、一度生育したものの、アブラムシのために全滅。枯れたままの鉢植えだったのですが、7月に入って突如として芽吹いてきました。

暑いとアブラムシがまたやってきて、美味しい小松菜を食べに来て大繁殖すると思われます。

管理人:自然の摂理に任せる

とのことですので、多少の水やりを除いては、余計なことはしない予定です。

土壌改良のため?に植えている小口ネギ。山形から浦安に、えんどう豆が送られてきたため播種。この時期に?ですが、まずは実験!

ぞくぞくと芽を出してきましたので、今後も様子を見守りたいと思います。

ベランダ”田畑”

よもぎと思って実は違った草が、たまに木陰?を提供したりして、非常に良い感じです。しかも、非常に強い!

ベランダ田畑の面白いところは、断面が見えるところにも。

畑の下に水が溜まっている、カビが生えたり発酵したりしている状態が見えます。根がしっかりとついてくれれば、表面が乾いていても生きられるということですね。

ベランダ田んぼは??

いちばん大きな稲は、なんと去年からそのままです。しかしながら、穂が出るのか…
心配ではあります。

田んぼは水抜きせず、また一切の餌をやらずにメダカ・エビ・ハゼ・フナ・ドジョウが継続的に生育できる環境。

小松菜も自家採種、播種、再度の栽培まで、米も茶碗1杯の籾が収穫できました。

昨年の稲、収穫できています!ちゃんと籾殻の中には、米が入っています。勿体無くて食べられずにおりますが、近々食する予定!(管理人が決定)

引き続き、自家採種、播種を行い、収穫する予定です。

小さな稲たちは4月に種まきしたもの。上の稲を植えてみたものです。どうも生育状況が悪いですが、今年は腐植を足していないためかもしれませんし、天候かもしれませんが、今後も見守っていきます。

ちなみに、田んぼの中のメダカその他も元気に生きていて、タニシもエビも次世代になっています。メダカも卵を持っていました。果たして次世代誕生となるのか〜!日々見逃せません。

だだちゃ豆の生育2022-低投入持続型農法で

ホームページ更新は怠っていますが、だだちゃ豆は何とか今年も順調に生育してくれるようです。

7月26日の様子

1号のだだちゃ豆、順調に育っています!

だだちゃ豆、このところの高温と連日の雨で草もすこぶる元気。
だだちゃ豆はこの月の末からスタートになりそうです。

こちらは第1農場の圃場ですが、第2農場も同じ頃が見込めそうです。

人手不足は相変わらずですが、8月1日から新農協職員の研修の一環で、応援に来てくださる予定です。

コロナ前は、山形大学の1年生が、大学のプログラムの一環で学部問わずに4名ほど1週間近く滞在、収穫等々を手伝っていただいていました。

若い皆さんには、本当にパワーをもらえますし、しかも大変な作業も目に見えてはかどります。

そう、農業は草との闘い。しかも、こんなに大きくなるまで気がつかない!
雑草のカモフラージュの能力は最高レベルです。

だだちゃ豆の生育-低投入持続型農法で

今年は日照り。

信じられないほど雨が降らない。あれだけ暑さに強いはずのナスが、枯れ始めているという話も聞くほど。ただ、だだちゃ豆は今のところ元気な様子です。

ただ、生育は遅く、本格的な出荷は8月になりそうです。

だだちゃ豆ギフトを待ってくださっている皆様、申し訳ございませんが、もう少し首をながーくして待っていてください!オリンピック TOKYO 2020の各種決勝戦に間に合うと良いのですが。

ハウスの気温は放置したら50度近くにもなるので、下手に近寄れない危険地帯とも言えます。陽が高くならない早朝が、畑仕事の時間です。

雨は欲しいですが、突然の土砂降りは勘弁して欲しいところです。

厳しい気候も極端になると対応不能ですが、それにしても、在来作物であるだだちゃ豆の品種としての強さというか、庄内の気候風土に合った対応能力の高さというか、この暑さでも青々としげる葉を見て驚きます。

根は一体どこまで張っているのでしょう。

この自然のめぐみ、皆さんにぜひお届けしたいです。

米が売れない?米を食べない?

今に始まったことではなく、またこの傾向はまだまだ続きそうですが、知り合いの農家は高校の合宿に数十キロの単位で米を寄付したとのこと。

毎年二番米を買ってくださる、とある高校の体育会系の部活合宿(1日に25キロ!)に、知り合いの農家は今年、一番米を寄付。

後から売れ残るより、ずっといい!という清々しい判断だったようです。

米農家は、肌感覚として、日本人が米を食べなくなっている、つまり、作った米を余らせてしまうことをすでに知っています。

おかげさまで月山パイロットファームのお客さんたちは、今のところお米の消費量が減る気配がなく、今年は収穫時期が1週間以上早くなりそうという予測を見て、ほっとしているところです。

食べ慣れたお米の在庫なしの状況では、生活自体が不安定になってしまいます。私たちはその点を十分に理解しており、なんとか有機米、なんとか特別栽培米の一番米をお届けし続けたいと考え、長年取り組んでまいりました。

たとえばササニシキの有機米、特別栽培米は、非常に手に入りにくいものになってしまいました。たくさんの消費量があれば、多種多様な品種が作り続けられますが、米全体の消費量が減る中で、ニッチなものを作り続ける農家は多くはありません。

ベランダ田んぼ-経過– 月山PF特製腐植を使って

こちらも、まずはお写真で。

4月10日 しろかき、種まき(直播ーつまり、種籾を泥に埋めるだけ)

段ボールに一つ、田んぼから掘り起こしたシャベルの跡がついたままの粘土質の土が届く。

ホームセンターに、それらしいしっかりとした田んぼ容器?を求めに行く。

事前に送られていた、月山パイロットファーム社長特製の腐植(植物等を熟成させ、土の改良材に用いたりする、非常に大切な土の要素)とブレンド。水を注ぎ入れて、しろかき。たっぷり空気を送り込み、稲のベッドとする。

我ながら、確かに見た目がミニチュアの田んぼ。

管理人の発案で、筆者の私以外の月山パイロットファームチームは、何の抵抗もなく都会のベランダまで土を送り付けてきたのにも驚くが、しろかきを終えた田んぼの様子が、あまりにも庄内の田んぼと重なり、さらに驚き。白や茶に泡立ったり、泡の大きさがまだらだったり、ところどころ稲藁の端が浮かんだりと、懐かしすぎる光景。

5月15日 待って待って待って、もはや諦めていたのですが…

草のようなものが数本。そして、田んぼは生きているらしく、何やら見慣れない生き物が浮遊するように。管理人はめざいといので見つけるが、筆者全く生き物の存在に気が付かず。

5月20日 草だか稲だかは、なんとなく成長している!

しかも、一時期の泡立ちがなくなり、水が澄んでいる。水の中には、藻も生えてきているが、とにかく稲のようなものがあちこちに。日に日に、成長している。

5月30日 藻も増えて、何だかかつての記憶をくすぐられるよう。確かに田んぼは、こんな感じだったはず。

しかし、これは稲か!とすれば、元気に育っているではありませんか!

6月9日 順調に成長、多分。

しかも分結している!

水量調整等もせずに、ほぼ放置の状態で。水面に藻が増えても、管理人は基本的に放置のまま。ただ、たまに別に管理している水槽に、魚の餌になるかもしれないということで、藻を取って与えていた。

確かに水槽の魚も藻を食べていて、小さな循環がここでも起こっていて驚き。

6月12日 さらに成長中、おそらく。

会長いわく、そのまま放置しておいて良い、5センチくらいはしっかり水に浸っているように、水の管理はすることとのこと。

が、成長が最も早い1本から、何やら出てきている。

6月17日 これは収穫まで行けるかもしれない!

し、しかし、しかし、穂が!もしや新種では?!こんな早い時期に出るなんて!

浦安の潮風で変異したのか!こんなに農業に適しているのか、浦安のベランダは!これで食料問題解決ではないか。自給率も確実にアップするに違いない。

等々、勝手な妄想は天井知らず。

6月24日 これは会長確認事項ということで、早速写メ。

会長返信:「残念でした。それは立派なノビエです

管理人:「やっぱり!!…とすると、実は全部ヒエかも…」
筆者:「…そんな!!!稲と疑わずに一生懸命愛おしく注目していたのに!」

会長返信画像付き。「葉耳があるのが稲です。」とのこと。

おそろしいながらも、事実確認。雑草抜き。のびえは食べないらしいし。

管理人は科学者ですから、容赦無く事実に向き合い、適切に対処。つまり、根こそぎ抜き取る。

会長談:基本的に完全に自然環境に任せていたら、稲よりも成長の早い雑草の勢いに、稲はかないません。

はい、了解しました。

6月中旬 すでにミジンコの存在が確認できていたことから、ヒメダカ2匹を田んぼで飼育。

7月2日- 魚や昆虫等々にも興味が湧き、各地で捕獲作戦展開

魚やエビの観察は夜が適しているらしい。ちなみに、風が吹くと、遠く庄内の田んぼの音がかすかにするという幸せなベランダ田んぼ。

7月17日 田んぼに一度に水を流すと濁ってしまうため、ゆっくりと注ぐ工夫。

そして、メダカ、おたまじゃくし、えびその他、生き物が増える、観察する、育てる。生態系がしっかりと作られている。

7月20日 すでに何を育てているか忘れそうだが、稲は静かに、そしておそらく、しごく順調に育っている模様!

管理人にきたるべき台風について聞いたところ、「自然にまかせる」とのこと。

風速30メートルに耐えられるのか、この単体の田んぼは。ちなみに、ここは塩害と言ってもおかしくないほど、塩も飛んでくる地域。台風の後、窓ガラスが塩でキラキラと光るほどです。

7月23日 驚くほど育っています!分結が進み、稲が逞しく太くなってきているのが分かると思います。

おたまじゃくしは、稲の茎につかまって、蛙になるところです。
木陰ができるわけで、そこに多くの生き物が集まっています。

ひめだか 2匹
めだか 9-11匹(止まってくれないので、補足不能)
えび 少なくとも2匹以上(見つけるのが極めて難しいが、たまに生存確認できる)
おたまじゃくし→蛙 数匹(ニホンアマガエル)
たにし 2匹以上
どじょう 1匹以上
ハゼの仲間(よしのぼりか?) 2匹

その他植物や藻多数

水は7月になると、日に1〜2センチずつ蒸散しています。ですので、水道水をためおき、数日おいてカルキをやや飛ばし、注ぎ入れます。狭い田んぼですので、泥が舞い上がると、沈むまでに時間がかかります。

管理人によると、目に見えないような小さな生き物やプランクトンに、きちんと陽の光が届くように、ゆっくりと水を注ぎ入れるとのこと。

蛙は、また水の外に出ても戻ってこられるように、階段など設置予定とか。
自然環境には、これらすべて備わっているわけですね。

カエルの鳴き声が聞こえてくるんでしょうかね。

先はまだまだ続きます…